グレードダウン?それでいいの?
少し前のことになりますが、ハウスクリーニングをまとめてご依頼いただいたお客様とのやり取りを紹介させていただきます。窓清掃、浴室清掃、換気扇クリーニングをご依頼いただきました。それぞれの作業内容を説明しながら価格と所要時間を提示したところ怪訝な顔をされたので、「ご相談があればお伺いします」とお伝えしました。希望額は提示額よりもかなり低めの予算でした。さすがにその金額では無理と言いかけた時に、何とかしてほしいと強くお願いをされました。しばらくお互いに見つめ合いながら「ん~」と唸っていたところ、お客様の方から金額を抑えるためのカウンターオファーをいただきました。例えば、窓は外側だけ、浴室は上の方はあまり汚れてないので浴槽より下だけにすることで希望金額にできないかと詰め寄られる形となりました。中途半端なクリーニングはしたくないというプロのプライドが顔をのぞかせましたが、ここはお客様の希望に沿う形で金額も内容も納得いただくことでよいのではないかと思いなおし、希望金額で希望内容の施工をすることを承諾しました。作業当日もこれでいいのだと自分に言い聞かせ希望通りの施工を終え確認をしてもらったところ、「十分に満足いく内容」だということで感謝の言葉をいただきました。こちらからグレードを下げる提案をしたのであればお客様も納得いかない部分があったかもしれませんがこのような妥協も時には必要なのではと思える事例として紹介させていただきます。